楽器の持ち方と左右のバランス
トロンボーン、バストロンボーンは片手で持つ楽器でかなり大きい物と言えます。僕の使用しているバストロンボーンは軽いのですが3.7Kg!! これを片手で持つなんて結構至難の技です。
で、スライドを動かすと、当然楽器の重心が移動します。これを左手だけで、支えるのはかなりキツイです。
まず、左手で楽器の持つ所(そこには名前がついてません。後で画像アップしますね)を小指から巻きつけるように持ちます。
「こ・ゆ・び・か・ら」と声に出して持ちましょう。僕もこの持ち方を知ったときは15年前からですが「こ、ゆ、び、か、ら」とモゴモゴ言いながらやってました(^^;;
野球、ゴルフ、剣道、テニスなど、棒(大雑把ですいません)を持つ競技は、大抵小指から持ちましょうと言いますね。その要領です。
それと首に積極的に楽器を当てましょう。
マウスピースが当たる唇も、マウスピースが密着してるので重心の移動の良いサポートができます。
スライドですが、ここでも少しだけ重力を感じてもOKです。
すると、左手、首、唇、右手と支点が4つもあり、楽器が軽く感じます。
唇と右手は必要最低限にしましょうね(^^)
このページではこの持ち方と、左右バランスについて書いてみます。いろんなところに書いていますが、ステキな音楽をステキな音色で演奏できることが一生出来れば、どう持っても構いません。
楽器の持ち方
持ち方は後日アップしますが、待ちきれない方はFacebookに詳しく投稿していますのでご覧ください。
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楽器の左右の向き
楽器の向きについて。
よくエチュードとかには、身体の正面に楽器を持って構えましょう。と書いてますが、誰にでも当てはまる事でしょうか?これはアンブシュアの、唇に当る左右の位置に関係があります。
1つの例として、僕の場合を書きます。
僕のアンブシュアは右にずれています。正面に当たるプレイヤーは、むしろ少ないですね。リム、マウスピースの写真で確認できます。
ここで、考えて欲しいのは、マウスピースが唇の正面に当たっていれば、楽器は身体に対して正面を向きます。
しかし、マウスピースが正面に当たらない場合は、歯並びがU字形に並んでるので、当然マウスピースは左右にずれてる方向を向きますよね。特にマウスピース全体が、唇全体に密着する事を意識すれば解りやすくなります。マウスピースが大きい楽器は顕著に解ります。
マウスピースが、正面を向かないなら楽器も正面に向かないですよね。
でも、セクションで1人だけ横を向くのはアンサンブルしにくいです。なので、首や上半身を少しだけねじり、楽器が正面に向くように構えるのです。
そうすると、譜面台に対して椅子のセッティングが少し斜めになります。フルート、ホルン、バイオリンなどの方はこのセッティングが多いです。
そして、どこの部分をひねるか?
これはみぞおち付近の背骨がひねるのが得意なんです。正確に言うと第12胸椎と第1腰椎の間なんですね。立奏の場合は股関節もひねるのが得意ですね。
で、上半身をちょっと捻って椅子に座って正面を見ると、不自然には見えません。
大切なのは、マウスピースと唇がいつも密着した状態を維持しようとすると、このようになるんですね。
人それぞれなので、ご自分マウスピースの当る位置、それに伴う楽器の向き、構え方を探してみてください。
びっくりするくらい、吹きやすくなりますよ(^^)
変化しなかったら、自然によい角度を身に付けていたのですね。素晴らしい!!!!
次の動画の基本的なセッティングです。

字幕が速いのですが、上記に書いたことをが字幕で流れていきます。
スローモーションで作成したのでオクターブ下の音が出ています。
僕は昔からの癖でマウスピースは右側にズレています。
問題ありませんし、他のプレイヤーも左右のど真ん中に当たっている方は
以外に少数派です。
マウスピースでやるとこんな感じですね。
上・下の写真はあまり変わりないように見えますが、
上の写真は肩を前に出さず、両足も平行にしています。
なんだか6ポジションが苦しそうですね。
下の写真は肩を前に出し、右足を前に出しています。
全体に身体がねじれていますが、ほんの少しですし、
フルート、ホルン、など他の楽器では当然のように身体をねじっています。
6ポジションも楽に届いています。
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2019.1.7改