レッスン Lesson
全ては音楽のために
小冊子を書いてみました。
かなり書きかけですが、僕の考えを文章にしてみました
ご自由にダウンロードして配布して構いません。
この小冊子は重要な部分は赤文字にしていますが、
白黒で印刷すると、赤文字の部分は薄く印刷されてしまいますので、ご注意ください。
少しずつヴァージョンアップしていきますので、
下記の情報全てがpdfファイルに反映していません。
できるだけ簡潔に書かれた初期の文章が
こちらのページのpdfファイルに書かれています。
皆様のお役に立てられれば幸いです。
全ては音楽の為に.pdf 約290kb
Ver.0.9.5 2019.2.13
Ver.0.9.4 2018.12.30
Ver.0.9.3 2017.10.26
Ver.0.9.2 2015.8.23
Ver.0.9.1 2015.7.1
Ver.0.9 2015.6.30
Ver.0.8 2015.6.12
以下の文章は2018年6月現在PDF本文とほぼ同じ内容です。しかし新ヴァージョンのために補足をドンドン加えてます。
ある程度の分量になりましたら、PDFのヴァージョンアップをアップいたします。
上記のPDFファイルと同じ文章(加筆前)の文章はこちらにリンク貼っておきますので、
ご参考にしてください。こちらです>>>>
全ては音楽の為に
はじめに
この小冊子は、沼田がこれまで約30年の演奏経験と、アレクサンダーテクニーク で学んでいる事から、楽しく音楽を表現するためにを考えて、執筆したものです。
音楽は一生勉強してもまだまだ奥深いものです。その入り口及び途中に立った皆さんはとてもラッキーな事です。
だってこんなに素晴らしい事を見つけられたのですから!!
音楽は一生追求しても奥深いのですが、その初歩と応用を書き出しました。
これらの事は沼田自身も常に考え実践している事です。
一緒に音楽を楽しみましょう!!
この冊子はおそらく増え続け、改定され続ける事でしょう。ホームページと連携し、動画も見られるように計画中です。ある程度の分量、内容になったら出版かな?皆さんは出版のプロトタイプを読む珍しいチャンスがあるのですね。
内容もかなり考えて執筆しました。必ず為になる事ですので、よく読んでみて理解して、行動してくださいね。文章に日本語としておかしいところもたくさんありますが、徐々に直していきますね。詳しくはホームページにアップしていきますのでそちらと照らし合わせながら、読むと効果的です。僕の経験と研究が少しでも皆さんお役に立てられれば幸いです。
音楽を楽しんでください!!
考え方編
この章では音楽と練習についての考え方を書きます
はじめに
沼田はレッスンでは絶対に怒りません。
安心してどんどん間違えてください!!!!
いろんな要求はしますが、すぐに出来なくて当然なのですから。出来たらプロです(笑)出来ない事をできるようにするのが指導者の仕事ですから、いろいろな事にチャレンジして行ってください。
すぐにできなくても気にしないでください。練習の仕方をお伝えします。
では、何故怒らないか説明します。
怒られると身体が萎縮しますよね。
そんな状態で創造性のある音楽って出来るのでしょうか?
ちょっと昔話を。。。。
僕が若い頃にスタジオレコーディングをした時の話です。
当時のプロヂューサーは昔気質の怖い人がたくさんいました。
僕のレコーディングはちょっとした速い3連符でしたが上手く吹けませんでした。
するとミキサー室から
「こんな簡単な事ができないのか!!!! ギャラ払ってんだからちゃんと吹け!!!!」
とマイクを通じて怒鳴り声が。。。。
自分で吹けてないとわかっているのに、
そんなに怒鳴られて身体中が震え音が出せなくなりました。
結果、他の曲を録音してから録り直しましたが、1発OKでした。
このように怒られただけで、吹けるものも吹けなくなってしまします。
そして、もっと恐ろしいことは脳にダメージを受けるのです。
怒られるとストレス(恐怖や不安)を感じます。
すると脳の偏桃体という部分が活動します。
ヒトの脳における扁桃体の位置。赤い所が扁桃体。
左は側面からみた図。右は正面から見た図。
(引用)https://ja.wikipedia.org/wiki/扁桃体
すると体内の副腎からストレスホルモンがでて
心拍数をふやし血圧が上昇してストレス反応をおこします。
するとストレスホルモンの中にある、
コルチゾールという部質が脳にたどり着き 吸収されます。
その量が一定の量をこえ増え続けると脳の一部を破壊してしまうのです。
脳の重要な部分=海馬(記憶、感情にかかわる重要な場所)に損傷が起こり、
ひどくなると記憶や感情が脅やかされます。
ヒトの脳における扁桃体の位置。赤い所が扁桃体。
左は側面からみた図。右は正面から見た図。
(引用)https://ja.wikipedia.org/wiki/海馬_(脳)
練習で怒られた時など怖くて何も出来ず、
「なんで怒られたか思い出せない。怒られたことは覚えているんだけど」
経験ってありませんか?
人間の防衛本能がそうさせるのです。
返事は大切
色々な学校、団体のレッスンで指揮をすると、
私「〜〜からやります」
受講者「はい!!!!」
返事をする事はとても良いことです。
しかし、時と場合があります。
この時僕「〜〜からやります」と指揮をしようとしている時は、僕の頭の中は次からの音楽への集中力でいっぱいです。このタイミングで「はい!!」と絶叫されると、丁寧に並べたドミノ倒しがガラガラと崩れる感覚に陥ります。
皆さんも次からの音楽で頭の中をいっぱいにすると、「はい!!」と返事している暇はないはずと思います。しかも「はい!!」で集中力が分散してしまい、今何に集中するのかすら忘れてしまいます。
指揮台から皆さんを見ていると、返事をしなくても集中力を持って、次の音楽を演奏しようとする姿勢はすぐにわかります。
ただ、「はい」と返事をして欲しい場面もあります。皆さんに問いかけたりした時などですね。
音楽はコミュニケーション能力、空気を読む力がとても大切です。ややこしいかと思いますが、気に留めておいてください。
僕が皆さんと一緒にやりたいのは音楽なのです。その場にいる人は全てがミュージシャン、アーティストなのですね。軍楽隊ではないのです。
勘違いしないように付け加えておきますが、先生が生活指導の時の「はい!!」は大歓迎です!!
その1
NG司令は脳が理解しない、肯定司令が身体を動かしやすくする
よく練習していて
「基礎練習しなければならない」
「速くならない」
「小さくならない」などなど、
「〜〜してはいけない」と NG表現したりしていませんか?
演奏をする皆さんの目的は
「仲間たちと楽しく良い音楽を奏でたい」
ですね。
肯定表現です。
アマチュアもプロフェッショナルも大人も子供も同じ考えでしょう。
これはとても素敵な希望ですね。
「仲間たちと楽しく良い演奏を奏でなければならない」
では無いですよでね。
そして、曲を練習するに当たって、基礎練習などをいろいろな練習をします。
その段階で「基礎練習しなければいけない」に変化する場合が多いのです。
基礎合奏も同じです。
目的は 「良い音楽をしたい」のに 「練習をしなければならない」に転化してしまっています。
そして、よく使われる言葉は「速くしないで」「高くしないで」など「〜しないで」とゆう表現が使われています。僕自身も昔はそうでした。これを 「NG司令」とでも呼んでおきます。
人間の脳のシステムでは「NG司令」は脳が反応しないそうです。
「NG司令」を出すと逆にそれをやってしまう方向に行きやすいのです。
よく子供の頃、「これやってはいけませんよ」といわれたことをやってしまう事と同じなんですね。
ちょっと実験してみましょう。
写真のように指を組んでみてください。
これを目の前に持ってきて、
「人差し指をくっつけないで〜〜、人差し指をくっつけないで〜〜」と言ってみてください。
すると自然に人差し指がくっつきそうになりませんか?くっつかなくても相当な意志の力が必要と思います。
では同じことですが
「人差し指の隙間を1cmくらいに保とう〜〜、人差し指の隙間を1cmくらいに保とう〜〜」と言って見てください。
どうでしょう?1回目と何か変化が出ましたか?
多くの人は2回目の「人差し指の隙間を1cmくらいに保とう〜」と言った方が楽に出来たと思います。
この実験は「〜してはいけない司令(NG司令)」と「〜しよう司令(肯定司令)」を体感することだったのです。
肯定司令をした方が、いかに身体が楽についていくかが実感出来たかと思います。
ここで最初の目標、
「仲間たちと楽しく良い音楽を奏でたい」
に戻りましょう。
目標が一緒ですよね。
そしてその目標に向かって練習するのですが、
「~~したい、〜〜〜しよう(肯定司令)」と
「~~しなければならない、〜〜〜してはいけない(NG司令)(肯定司令)」
と2つの考えがあると混同していてますね。
これでは脳みそが混乱し、能率が悪くなります。
単純にすべて「~~したい、〜〜しよう(肯定司令)」にすると劇的に変わります。
「仲間たちと楽しく良い音楽を奏でたい」だから「練習をしたい」
すごくスムーズな発想ですね。脳や身体も受け入れるので能率的になります。
「しなければならない」の表現を他の表現に変換させるのです。
例えば、「速くなってはいけない」を「同じテンポで」とか「少したっぷり」などその音楽のスタイルに合わせた 「肯定司令」に変換させれば練習の効率は確実に上がります。
と、ここまで書いて、沼田自身はどうなんだろう?と思いませんか?
よほど楽天家な人かと思いがちですよね。
でも僕はなかなかな根暗で、ネガティブな性格かと思います。
なので、常にNG指令で生活していました。
上記の事を知った時に急にはできませんでした。
今でも時々否定形で話すこともあります。
そして、是定形に言い直したり思い直したりします。
そうなんです。これには
「トレーニングが必要なのです」
考えていれば自然に肯定指令になってきます。
先日、J-WAVEを聞いていたら、平昌オリンピックでメダルを取ったチームのインタビューを放送していました。
「そだね〜」「もぐもぐタイム」など話題がありましたね。
このチームには初めはコーチがいなかったそうです。
オリンピックに出場する事になりコーチがついたそうです。
コーチがつく前にはチームとしてギクシャクしたりしたことがよくあったそうです。
そしてコーチが来て、このチームを改善する事になるのですが、
最初に 「否定形の言い方はしないで、肯定形に言い換える」
事だそうです。
やはり最初は難しかったそうですが、地道に言葉のトレーニングをして、
その結果「そだね〜」などの柔らかい言い方が自然に生まれたそうです。
オリンピアでさえ言葉のトレーニングをするので、
僕のような凡人は言葉、考え方のトレーニングをするようになったのです。
結果、現在は日々の生活が充実しています。
勿論思い通りにならず辛い思いもしますが、
何とか乗り越えられるようになってます。
是非、お試しください。
その2
「良い音楽」ってなんでしょう?
この定義は沢山あります。皆さんの心の中に答えはあります。皆さんがその時満足すればそれも「良い音楽」です。
でも、基本的に西洋音楽をやっているのでそこに焦点を合わせます。
楽典によると
《音楽の三要素》
メロディー、ハーモニー、リズム
これがバランス良く響けば良いです。
これも「バランス良く響かさなければならない」ではなく「バランス良く響かせたい」ですね。
その3
自分のやりたい事を、明確にする
その1で、
「仲間たちと楽しく良い音楽を奏でたい」
と、大きな設定をしましたが、それを実現する為に何をすべきか?を考えます。
まず、音楽から考えましょう。
演奏する曲のオリジナルを、いくつもの種類の演奏を聴きます。
プロのオーケストラのオリジナルをたくさん聴きましょう。
有名な学校の演奏は参考程度で構いません。上手いと思ってもアマチュアですからね。正直下手に聴こえるプロの演奏もありますが、やはりプロは違います。
次は各楽器の事を考えましょう。
自分の楽器のプロ奏者の演奏を知って、聴き倒してください。世界レベルの演奏を何人も知り、何度も何度も聴いてください。沼田はプロ奏者ですが、ご存知の通り残念ながら世界的プレイヤーではありません(笑)
たくさん聴けば聴くほど自然に聴き取る耳が出来上がり、
「あんな素晴らしい演奏をしたい」となります
そしたら、1ステップアップです‼
頭の中でその音が鳴るようになったら、2ステップアップですね‼
そうしたら、その音色で、
どんな音楽(基礎練習もです)を演奏したいのかを想像してから、
楽器を演奏します。
その4
楽器を吹くときは目的を持ちましょう。
ウォームアップ、楽器コントロール、音楽表現、などなど同じ楽譜でも目的によって変わってきます。
ウォームアップは身体が楽器に慣れる為にする行動です。
だから、アップ中は身体の準備中です。
そこで、難しい練習をしても悪い癖がつくだけです。
アップ中で音が外れようが、変な音色がしようが、関係ありません。
だって準備中ですから(笑)
ここに結果を求めても意味が無いのですね。
その代わり、いざ練習になったら、その3で書いた
「頭の中の世界レベルの音」で「何をやりたいのか?」
一つ一つ音を出す前に考えてから、楽器を構えます。
最初から出来たら貴方は世界的奏者です。できないのが当たり前です。
だから凹む必要は全くありまん。
だから、時間をかけて、集中し考えながら練習を重ねて行くのです。
注意点はその練習を始めた時から止める時まで、何らかの気づきや上達感を持ってください。明らかに上手になったではなく、そんな気がするで、充分です。毎回繰り返せば1週間後には何らかの効果があるでしょう。
間違っても、失敗しても良いのです。練習の質が大切なんですね。
僕が現在教えていただいているバジル先生の言葉です。
もし、間違えないようにしなきゃ、ちゃんとやらなきゃ、失敗してはいけないんだ…、というような気持ちで練習している結果、上達や演奏の質が妨げられているのだとしたら。それは、どんなに真面目に頑張っているつもりでも実際には『サボり』なんです。
逆に、全部間違えてもいいから思い切りやりたいように演ろう、と思ってやった結果、改善や上達が起き、演奏の質が高まるならば、そうやって考えるように自分自身を訓練していく努力をこそしなければならないのです。
それが真の意味での『頑張る、努力する、全力を尽くす』なのです
その5
友人から得る情報
僕たちプロ奏者はほぼ一日中音楽の事を考え、音を出してます。勿論、お笑い番組をみたり、友人達とバカな話をしてる時間もあります(*^_^*)
でも友人達と音楽の話しをするのも圧倒的に多いのです。勿論個人差はかなりあります。
その友人達と、音楽の話しを真剣にした時に、様々なヒントを得て僕の音楽的素養が蓄積されてるのは間違いありません。
先生や僕のレッスンを受けたら、各パートリーダーで確認し合いましょう。
彼らが何を言いたかったのか、実は人によって捉え方が違う場合があります。
結構、熱く語っていたのが伝わっていなかったり、普通に語ったのが熱く捉えたり、十人十色です。完璧に一致させなくても、方向性を確認し合うと効率が良いです。
学生には勉強があるのでそう簡単にはいかないと思います。
でも部活がある時や本番が近づいた時など、出来るだけ音楽の話しをしてみましょう。思いがけない発見があると思いますよ。勿論、楽しい話で盛り上がってコミュニケーションを取るのもとても良いですね。
楽しい、能動的と感じられる事をしましょう。
実践編
この章では練習の方法を書きます
その1
音楽の表現と楽器のコントロールは同時進行
練習をする時に楽器のコントロールだけをしようとしてませんか?
実は僕も気がつくとそんな練習してる時があります(汗)
例えば、良い音を造る為のロングトーンなど、良い音のイメージだけで吹いてる場合などです。
ナチュラルな音色を良くしたいと言うのは分かります。
しかし、もっと効率良く目的を明確にした練習にしましょう。
音楽によって良い音は違うのです。
同じmfだとしても、モーツァルトとワグナーの音色は違うのです。
ロングトーンをするとき、何かお気に入りの曲のどこかの部分のロングトーンをイメージして、音を鳴らしてみましょう。そこに音楽が産まれてきます。
目的が明確なので効率良く練習できます。
他の様々な練習も同じです。
その2
良い音の定義
「スタート、中身、終わり」
この3つが揃って初めて良い音と言われます。音楽的にこの部分が基礎で曲によって変化をつけていくのですね。
練習の仕方としては、まず頭の中で歌います。次に確認の為に声で歌いましょう。この場合はハミングでなく口を開けて歌います。
この状態で良い音の3つのポイントが出来てるかどうか判断します。この判断は誰かに聴いてもらうしかないですね。自分でしっかり歌っているつもりでも、上手く行っていない場合があります。
そして次に楽器で吹きます。
声と楽器に差が無ければ大丈夫です。
身体の使い方は同じです。
ポイントはリードや唇が息を入れた時に同時に振動しているかどうかですね。
リードや唇の振動は、楽器と自分の角度は人それぞれですが、何人ものプロ奏者の角度を見て、極端にならないのをお勧めします。
しかし、人によってはいろいろな状態が考えられるので、結果が良ければそれはそれで大丈夫です。
その3
音程について
その2で良い音の定義を書きましたが、合奏においては、それにもう一つ加わります。
音程です。なので良い音の本当の条件は
「スタート、中身、終わり」+「音程」
です。
考えて見れば当然ですが、2人以上では音程がズレてしまうと、1人1人が完璧に吹いても聴く側にとっては、良い音には聴こえませんね。
その4
具体的な練習の方法です
私たちは「良い音楽を奏でる」のが目的でしたね。
では良い音楽とはなんでしょうか?
「考え方編 その2」でも書きましたが、具体的な事を書きます。
まず、
表現出来てるか?
その音楽のスタイルに合っているか?
音程、音色、音量がその音楽に合っているか?
など、挙げたらきりがありません。
ここでは
表現と楽器コントロールの融合について書いていきます。
表現は前にレッスンでやった「おじいさんの古時計」を思い出してください。
シンプルながら大切で基本なので、時々やることをお勧めします。
これは沼田のホームページにアップしてあります。
声(楽器)、指揮の見方、伝わる為の棒の動かし方、音楽の作り方など分かりやすいと思います。
では「おじいさんの古時計」をどのように表現したいかを頭の中でイメージできたら、それに目指して演奏します。
まず、演奏する曲を本番で演るテンポで演奏します。その時に表現、音の長さ、音の処理、アタックの強さ、音色、アーティキュレーションなどできるだけ再現します。
当然、最初からうまくいかないので、「ゆっくり練習します」
ただ単にゆっくりやると無機質になりがちです。
ゆっくり練習する場合はその音楽をスローモーションのようにゆっくり練習します。テヌート、マルカート、音の抜き加減、スラー、アクセントなどなど沢山あります。
一番効率のよくないのが、ただ単純に「変化をつけずゆっくり吹くだけです」これは考え方編その4でも書きましたが練習とは言わないのですね。頑張ってやっているようでも『サボり』と一緒です。
ただし「ゆっくり吹くだけ」でも、気がついた部分があってそれを取り出して、考えながら練習すると効果大ですね。
また一気に数小節行くのではなく、最初に丁寧に練習する場合は、最初の2つの音からゆっくり練習します。ある程度満足できたら数小節まとめて練習します。この部分でメトロノームやチューナーなどを使用し、できるだけ細かく練習します。そして少しずつ完成度をあげ、少しずつ早くするのが練習なのです。
要は「ブロック部分に分けて練習し、最後にそのブロックを繋げる」というわけです。
正反対に最初から ゆっくり通す練習もあります。これは集中力が必要ですから上級者向けですね。
勘違いしないでいただきたいのは、すべてに例外があるので、すべてを当てはめなくても大丈夫です。でも例外は少ないですよ。
練習とは、たとえ基礎練習であっても、常に音楽が伴っているのが重要です。
その5
ここでは合奏を音楽的にする方法を書きます
よく見かけるのが、全員が座っている時に一人一人時間をかけてチューニングして、時間をかけて基礎合奏しています。
しかしこの方法には音楽を感じられません。また時間の無駄です。
一人一人時間をかけてチューニングしても、Bbが合ったとしても他の音が合ってなければ意味がありませんし、基礎合奏も第4グループ〜第1グループまでを時間かけて練習しても、ここにも音楽は感じられなければ時間の無駄です。
音程などの楽器コントロールの練習は個人で事前にやっているべきですし、合奏で決められていった音楽の方向を個人的に、セクションで練習すれば、次の合奏では明らかに進歩しています。
前述しましたが、例えばモーツァルトとワグナーの音色は違うのです。ですから基礎合奏の時は、この曲のどこの部分と実際に場所を指定し、奏者のイメージを統一してから音を出すと、音が合いやすくなりますし、音楽的です。
勿論、個人練習の時も同じです。
基礎合奏で1種類のことを延々と繰り返すのはあまり得策とは思えません。
バンドのサウンドの1つを造るのにはとても良いと思いますが、一種類のサウンド造りになってしまうかと思います。
よく聞く言葉として、「○○校サウンド」とありますが、僕は例えば「ホルストサウンド」「リードサウンド」が優先されて、その次に「○○校サウンド」とあったほうが音楽的かと思います。
また、ピラミッドサウンドと言いますが、全てが同じピラミッドでないと思います。細長いピラミッド、幅広いピラミッド、円柱に近いピラミッド、など無数にあると思います。例えばヴェルディの椿姫の1幕への前奏曲をお聴きください。どう聴いてもピラミッドサウンドにはなっていません。吹奏楽でも同じことができるはずです。
テンポ感やタンギング、スラーなども楽曲のどこの部分か音楽的にイメージを統一すれば、自然に合っていきます。
合奏の時間は、曲のスタイルを統一する為の時間なのです。
最初からできる人はいません。ですから、できなくても凹む事はありません。ゆっくり音楽を感じながらスローモーションのように練習するのです。
合奏または個人練習する時は、1回の練習で1回はインテンポで練習しましょう。ニュアンアスが分からなくなったら、インテンポで雰囲気を思い出しましょう。
ひたすら音楽表現のことを考えて、たとえ間違っても指がもつれても良いから、音楽のことだけを考え演奏します。
自分だけではなく、指揮者の動きは?、他のパートは?、いろいろなところを聴いて見ましょう。
このどんどん変化して、進歩するのが練習なのです。
例えばヤマハから出版されている「3D」の場合、一番よく演ると思われる6ページの1番は、様々な音楽の場面に出てきますし、5小節目からのコード進行は、基本中の基本です。ハーモニーの中にいる自分を感じバンド全体で、様々なサウンド感を目指してください。
是非、音楽を感じて、良い音、良い音程で演奏できるように丁寧に練習してください。
余談ですが、1970年代までのヨーロッパの名門オーケストラ(ベルリンフィル、ウイーンフィルなど)は、意外に音程など合ってません。しかし演奏者全員が同じ方向の音楽を表現しようとしているので、名演がたくさん残っているのです。
その2
「良い音楽」ってなんでしょう?
この定義は沢山あります。皆さんの心の中に答えはあります。皆さんがその時満足すればそれも「良い音楽」です。
でも、基本的に西洋音楽をやっているのでそこに焦点を合わせます。
楽典によると
《音楽の三要素》
メロディー、ハーモニー、リズム
これがバランス良く響けば良いです。
これも「バランス良く響かさなければならない」ではなく「バランス良く響かせたい」ですね。
その3
自分のやりたい事を、明確にする
その1で、
「仲間たちと楽しく良い音楽を奏でたい」
と、大きな設定をしましたが、それを実現する為に何をすべきか?を考えます。
まず、音楽から考えましょう。
演奏する曲のオリジナルを、いくつもの種類の演奏を聴きます。
プロのオーケストラのオリジナルをたくさん聴きましょう。
有名な学校の演奏は参考程度で構いません。上手いと思ってもアマチュアですからね。正直下手に聴こえるプロの演奏もありますが、やはりプロは違います。
次は各楽器の事を考えましょう。
自分の楽器のプロ奏者の演奏を知って、聴き倒してください。世界レベルの演奏を何人も知り、何度も何度も聴いてください。沼田はプロ奏者ですが、ご存知の通り残念ながら世界的プレイヤーではありません(笑)
たくさん聴けば聴くほど自然に聴き取る耳が出来上がり、
「あんな素晴らしい演奏をしたい」となります
そしたら、1ステップアップです‼
頭の中でその音が鳴るようになったら、2ステップアップですね‼
そうしたら、その音色で、
どんな音楽(基礎練習もです)を演奏したいのかを想像してから、
楽器を演奏します。
その4
楽器を吹くときは目的を持ちましょう。
ウォームアップ、楽器コントロール、音楽表現、などなど同じ楽譜でも目的によって変わってきます。
ウォームアップは身体が楽器に慣れる為にする行動です。
だから、アップ中は身体の準備中です。
そこで、難しい練習をしても悪い癖がつくだけです。
アップ中で音が外れようが、変な音色がしようが、関係ありません。
だって準備中ですから(笑)
ここに結果を求めても意味が無いのですね。
その代わり、いざ練習になったら、その3で書いた
「頭の中の世界レベルの音」で「何をやりたいのか?」
一つ一つ音を出す前に考えてから、楽器を構えます。
最初から出来たら貴方は世界的奏者です。できないのが当たり前です。
だから凹む必要は全くありまん。
だから、時間をかけて、集中し考えながら練習を重ねて行くのです。
注意点はその練習を始めた時から止める時まで、何らかの気づきや上達感を持ってください。明らかに上手になったではなく、そんな気がするで、充分です。毎回繰り返せば1週間後には何らかの効果があるでしょう。
間違っても、失敗しても良いのです。練習の質が大切なんですね。
僕が現在教えていただいているバジル先生の言葉です。
もし、間違えないようにしなきゃ、ちゃんとやらなきゃ、失敗してはいけないんだ…、というような気持ちで練習している結果、上達や演奏の質が妨げられているのだとしたら。それは、どんなに真面目に頑張っているつもりでも実際には『サボり』なんです。
逆に、全部間違えてもいいから思い切りやりたいように演ろう、と思ってやった結果、改善や上達が起き、演奏の質が高まるならば、そうやって考えるように自分自身を訓練していく努力をこそしなければならないのです。
それが真の意味での『頑張る、努力する、全力を尽くす』なのです
その5
友人から得る情報
僕たちプロ奏者はほぼ一日中音楽の事を考え、音を出してます。勿論、お笑い番組をみたり、友人達とバカな話をしてる時間もあります(*^_^*)
でも友人達と音楽の話しをするのも圧倒的に多いのです。勿論個人差はかなりあります。
その友人達と、音楽の話しを真剣にした時に、様々なヒントを得て僕の音楽的素養が蓄積されてるのは間違いありません。
先生や僕のレッスンを受けたら、各パートリーダーで確認し合いましょう。
彼らが何を言いたかったのか、実は人によって捉え方が違う場合があります。
結構、熱く語っていたのが伝わっていなかったり、普通に語ったのが熱く捉えたり、十人十色です。完璧に一致させなくても、方向性を確認し合うと効率が良いです。
学生には勉強があるのでそう簡単にはいかないと思います。
でも部活がある時や本番が近づいた時など、出来るだけ音楽の話しをしてみましょう。思いがけない発見があると思いますよ。勿論、楽しい話で盛り上がってコミュニケーションを取るのもとても良いですね。
楽しい、能動的と感じられる事をしましょう。
実践編
この章では練習の方法を書きます
その1
音楽の表現と楽器のコントロールは同時進行
練習をする時に楽器のコントロールだけをしようとしてませんか?
実は僕も気がつくとそんな練習してる時があります(汗)
例えば、良い音を造る為のロングトーンなど、良い音のイメージだけで吹いてる場合などです。
ナチュラルな音色を良くしたいと言うのは分かります。
しかし、もっと効率良く目的を明確にした練習にしましょう。
音楽によって良い音は違うのです。
同じmfだとしても、モーツァルトとワグナーの音色は違うのです。
ロングトーンをするとき、何かお気に入りの曲のどこかの部分のロングトーンをイメージして、音を鳴らしてみましょう。そこに音楽が産まれてきます。
目的が明確なので効率良く練習できます。
他の様々な練習も同じです。
その2
良い音の定義
「スタート、中身、終わり」
この3つが揃って初めて良い音と言われます。音楽的にこの部分が基礎で曲によって変化をつけていくのですね。
練習の仕方としては、まず頭の中で歌います。次に確認の為に声で歌いましょう。この場合はハミングでなく口を開けて歌います。
この状態で良い音の3つのポイントが出来てるかどうか判断します。この判断は誰かに聴いてもらうしかないですね。自分でしっかり歌っているつもりでも、上手く行っていない場合があります。
そして次に楽器で吹きます。
声と楽器に差が無ければ大丈夫です。
身体の使い方は同じです。
ポイントはリードや唇が息を入れた時に同時に振動しているかどうかですね。
リードや唇の振動は、楽器と自分の角度は人それぞれですが、何人ものプロ奏者の角度を見て、極端にならないのをお勧めします。
しかし、人によってはいろいろな状態が考えられるので、結果が良ければそれはそれで大丈夫です。
その3
音程について
その2で良い音の定義を書きましたが、合奏においては、それにもう一つ加わります。
音程です。なので良い音の本当の条件は
「スタート、中身、終わり」+「音程」
です。
考えて見れば当然ですが、2人以上では音程がズレてしまうと、1人1人が完璧に吹いても聴く側にとっては、良い音には聴こえませんね。
その4
具体的な練習の方法です
私たちは「良い音楽を奏でる」のが目的でしたね。
では良い音楽とはなんでしょうか?
「考え方編 その2」でも書きましたが、具体的な事を書きます。
まず、
表現出来てるか?
その音楽のスタイルに合っているか?
音程、音色、音量がその音楽に合っているか?
など、挙げたらきりがありません。
ここでは
表現と楽器コントロールの融合について書いていきます。
表現は前にレッスンでやった「おじいさんの古時計」を思い出してください。
シンプルながら大切で基本なので、時々やることをお勧めします。
これは沼田のホームページにアップしてあります。
声(楽器)、指揮の見方、伝わる為の棒の動かし方、音楽の作り方など分かりやすいと思います。
では「おじいさんの古時計」をどのように表現したいかを頭の中でイメージできたら、それに目指して演奏します。
まず、演奏する曲を本番で演るテンポで演奏します。その時に表現、音の長さ、音の処理、アタックの強さ、音色、アーティキュレーションなどできるだけ再現します。
当然、最初からうまくいかないので、「ゆっくり練習します」
ただ単にゆっくりやると無機質になりがちです。
ゆっくり練習する場合はその音楽をスローモーションのようにゆっくり練習します。テヌート、マルカート、音の抜き加減、スラー、アクセントなどなど沢山あります。
一番効率のよくないのが、ただ単純に「変化をつけずゆっくり吹くだけです」これは考え方編その4でも書きましたが練習とは言わないのですね。頑張ってやっているようでも『サボり』と一緒です。
ただし「ゆっくり吹くだけ」でも、気がついた部分があってそれを取り出して、考えながら練習すると効果大ですね。
また一気に数小節行くのではなく、最初に丁寧に練習する場合は、最初の2つの音からゆっくり練習します。ある程度満足できたら数小節まとめて練習します。この部分でメトロノームやチューナーなどを使用し、できるだけ細かく練習します。そして少しずつ完成度をあげ、少しずつ早くするのが練習なのです。
要は「ブロック部分に分けて練習し、最後にそのブロックを繋げる」というわけです。
正反対に最初から ゆっくり通す練習もあります。これは集中力が必要ですから上級者向けですね。
勘違いしないでいただきたいのは、すべてに例外があるので、すべてを当てはめなくても大丈夫です。でも例外は少ないですよ。
練習とは、たとえ基礎練習であっても、常に音楽が伴っているのが重要です。
その5
ここでは合奏を音楽的にする方法を書きます
よく見かけるのが、全員が座っている時に一人一人時間をかけてチューニングして、時間をかけて基礎合奏しています。
しかしこの方法には音楽を感じられません。また時間の無駄です。
一人一人時間をかけてチューニングしても、Bbが合ったとしても他の音が合ってなければ意味がありませんし、基礎合奏も第4グループ〜第1グループまでを時間かけて練習しても、ここにも音楽は感じられなければ時間の無駄です。
音程などの楽器コントロールの練習は個人で事前にやっているべきですし、合奏で決められていった音楽の方向を個人的に、セクションで練習すれば、次の合奏では明らかに進歩しています。
前述しましたが、例えばモーツァルトとワグナーの音色は違うのです。ですから基礎合奏の時は、この曲のどこの部分と実際に場所を指定し、奏者のイメージを統一してから音を出すと、音が合いやすくなりますし、音楽的です。
勿論、個人練習の時も同じです。
基礎合奏で1種類のことを延々と繰り返すのはあまり得策とは思えません。
バンドのサウンドの1つを造るのにはとても良いと思いますが、一種類のサウンド造りになってしまうかと思います。
よく聞く言葉として、「○○校サウンド」とありますが、僕は例えば「ホルストサウンド」「リードサウンド」が優先されて、その次に「○○校サウンド」とあったほうが音楽的かと思います。
また、ピラミッドサウンドと言いますが、全てが同じピラミッドでないと思います。細長いピラミッド、幅広いピラミッド、円柱に近いピラミッド、など無数にあると思います。例えばヴェルディの椿姫の1幕への前奏曲をお聴きください。どう聴いてもピラミッドサウンドにはなっていません。吹奏楽でも同じことができるはずです。
テンポ感やタンギング、スラーなども楽曲のどこの部分か音楽的にイメージを統一すれば、自然に合っていきます。
合奏の時間は、曲のスタイルを統一する為の時間なのです。
最初からできる人はいません。ですから、できなくても凹む事はありません。ゆっくり音楽を感じながらスローモーションのように練習するのです。
合奏または個人練習する時は、1回の練習で1回はインテンポで練習しましょう。ニュアンアスが分からなくなったら、インテンポで雰囲気を思い出しましょう。
ひたすら音楽表現のことを考えて、たとえ間違っても指がもつれても良いから、音楽のことだけを考え演奏します。
自分だけではなく、指揮者の動きは?、他のパートは?、いろいろなところを聴いて見ましょう。
このどんどん変化して、進歩するのが練習なのです。
例えばヤマハから出版されている「3D」の場合、一番よく演ると思われる6ページの1番は、様々な音楽の場面に出てきますし、5小節目からのコード進行は、基本中の基本です。ハーモニーの中にいる自分を感じバンド全体で、様々なサウンド感を目指してください。
是非、音楽を感じて、良い音、良い音程で演奏できるように丁寧に練習してください。
余談ですが、1970年代までのヨーロッパの名門オーケストラ(ベルリンフィル、ウイーンフィルなど)は、意外に音程など合ってません。しかし演奏者全員が同じ方向の音楽を表現しようとしているので、名演がたくさん残っているのです。
「アッ、間違ったは残る‼︎」
初めて演奏する時や普段の練習はどのようにアプローチしてますか?
何となく聴き覚えで吹いていませんか?最初から吹ける人はなかなかいません。なので、つっかかりながら何度も間違えながら、何度も何十回と練習し曲を仕上げてませんか?僕は以前はそうでした。
「正」を書いて100回繰り返し練習しながら、今回は1回しか間違えなかった、次は違う所だけど1回しか間違えなかったと。
間違えたところをそのままにして、回数で吹けるようにしよう作戦ですね。
さて、これは本当に良い練習でしょうか?
残念ながら、このような練習は間違いを覚える為の練習となってしまってます。
脳科学者の研究では、脳のシステムとして「アッ、間違った」は記憶に残るそうです。
どんなにゆっくりでも正確に7回やれば、脳の短期記憶に残るそうです。そして寝る事によって脳に定着し、長期記憶になるそうです。
長い曲でしたら、いきなり全部を通さなくて、難しそうな部分だけを正確に出来るテンポで練習します。ポイントは「アッ、間違った」体験をしないで出来るテンポがスタートです。少しずつ出来る様になりますので、出来たらその様な感じで全曲を部分的に分けて構いませんので、ゆっくり練習します。そして少しずつテンポを上げていきます。また、部分的だったところも繋げて練習します。脳に間違ったデータを入れない様にするのです。
では、間違った脳のデータを消すにはどうすれば良いでしょうか?
実は1度覚えた事は脳からは消えないそうです。皆さんの経験談として、何でもない拍子に子供や昔の事の記憶が、パッと思い出す事とかあると思います。
これが、「アッ、間違った」の正体です。
演奏中なんかの拍子に「アッ、間違った」記憶が出てきてしまって、ミスをしてしまうのです。
脱線しました。では、間違った脳のデータを消すにはどうすれば良いでしょうか?
パソコンにある、ゴミ箱を完全に空にする、状態ですね。この作業は時間がかかりますね。
人間の能力も同じだそうです。
正確に35回繰り返せばアップグレードできるそうです。
どうでしょう?
あなたはどちらを選択しますか?
一見遠回りと感じた方法は、実は一番の近道だったのです。
僕の体験ですが、若い頃に何度も本番で演奏した曲を今練習し直しています。
すると、若い時に間違って吹いていた様に間違えてしまうのですね。
で、正確に35回ゆっくりから練習すると出来る様になるのです。正直、大変です。しかし間違うリスクを持ったままステージに立つことはしたくないので、練習しています。
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皆さんが音楽を愛し、楽器を愛してくださるのが、僕の幸せです。