2024-02-28

楽器を持って最初にするウォームアップ

 僕はコンディションを整えるのに随分苦労して来ました。
 
 ウォームアップは眠っている身体と感覚(脳)を起こし、楽器を吹ける状態にする事です。脳が楽器を吹く思考に持っていく事と思います。
 準備中なので自分の最高の音は出せません。初心者でしたらポジショニングもあやふやになってしまいますよね。腕も速く動きません。でも大丈夫です(^^)
 だって準備中ですから!!
 
 ウォームアップは例えるなら、「準備中」の札が掛かっているラーメン屋に入り、ラーメンを無理やり注文し、「不味い!」というものです。「準備中」なのですから、美味いラーメンは作れなくて当然ですね。。。と書いたらラーメン食べたくなった・・・・
 楽器でも同じなので、ウォームアップに完璧を求めると自分が傷つきます。
 
 ウォームアップ=準備中、と考えればHappyになれると思います。
 
 時々、基礎練習をウォームアップと混同している場合があります。基礎練習はそれぞれその練習の意味がありますので、ウォームアップと混同しないようにしましょう。同じ楽譜でもウォームアップと基礎練習では全く頭の使い方が違います。
 
 どこにフォーカスするということです。例えばレミントンの最初のロングトーンなど、大きな違いが出ると思います。音色、思考、身体、音程などなど。。。僕はこのロングトーンはトーンクォリティーと自分で変換して音色をよくして行く練習の一つと意味付けてます。ですから、唇の状態が一番良いときに練習します。
 
 ウォームアップのルーティンは人それぞれなので、何が正解かは本人にしか解りませんが、ここでは多くの方々に当てはまると思われるものを書きます。
 
 基本的にウォームアップは身体や心にストレスをかけないようにします。一番気楽に、簡単にできる事をしましょう。動画と楽譜を見て下さい。簡単ですよね。このように簡単にできる事でアップします。
 いきなり難しい事をしても意味はありません。むしろ、いつも通り吹けないストレスや変な吹き方の癖がついてしまい、逆効果です。ウォームアップは準備なので楽にできることから始める。完璧でなくても良い。ミスを許してあげる。思っている音色でなくても大丈夫。身体中の関節が自由に動くことを許してあげる。ウォームアップは気楽にやりましょう。
 また、トロンボーンの最大強み、であり弱点のスライディングも一緒にやってしまいましょう。色々観察すると他の楽器は指のアップはするのにトロンボーンの腕のアップが少ない傾向にあります。
  
 しばらく吹いていると、マウスピースが唇のいつも当たる場所が見つかると思います。そこがウォームアップ終了の身体からの合図です。
 
 僕は仕事柄毎日吹いていますが、1分で終わる時も、30分かかる時もあります。
 
 体調は日々変化するものですから、時間は気にしません。特に二日酔いの時はグダグダです(^^;;;;;ダメダメ人間です。。。。ですので、ウォームアップをするより身体を休めることを選択する時もあります。
 
 このグリッサンドのアップは簡単です。しかし、たくさんの理由があります。順番に解説をしましょう。
 
1.息をしっかり吸う(フルブレス『ホントはフルブレスの必要はありませんがロウブラスには必要です』)
2.息を吐き続ける(ある程度息がなくなったらやめて良い)
3.腕を動かす(スライドをスムーズに動かせるように腕を柔らかくする)
4.ポジションを見つける(いつも同じポジションに手を移動する)
5.音色の統一(ポジションが変わっても音色が変わらないように注意する)
6.楽器を安定させる(左手を中心として、首、右手、唇も含め、身体に楽器が触れているところを駆使して楽器を支える。)
7.全身の関節に自由に動いて大丈夫と語り掛ける(フラフラしながら吹いても良い)
 

どの動画も身体が微妙に動いているのに気がつくと思います。
これは、全身の関節や筋肉が自由に動けることを意味しています。
 
しかし、どうしても身体が硬くなってしまう方は、逆にグリングリン空間をフル360度使ってアップしてみましょう。(スライドにはくれぐれも御注意を!!)
スクワット、足踏みや、上半身クネクネしながらもありですよ(^^)
当然音は揺れますが、身体の固まりをほぐすのにとても有効です。

最初は真ん中のFから(上のBbでも出しやすい方から)
 

次に上のBbから(真ん中のFでも出しやすい方から)
 

次は下のBbから
 

 

上記のウォームアップの次のステップです。
 
タンギングは最初の音だけで、後の音は全てグリッサンドです。
正確なポジションと息を出し続ける、とても良いウォームアップです。
全ての音を均一に良い音で。
リラックス、フルブレス、リズミックブレスを忘れずに。。。


最初は真ん中のFから
 

次に上のBbから
 

次は下のBbから
 

グリッサンドの音階
 
 

ここではBbの音階を演奏しています。できれば全調練習しましょう。速さを追求するより、ゆっくりで良いので正確にポジションを見つけてください。
 
グリッサンドでやる理由、メリット。
・息の流れを一定に安定させる
・スライディングを安定させる
・アンブシュアを安定させる
 
バズイングも良い練習法です。慣れてきたら2オクターブを吹いたり、テンポを速くします。また、テヌートにして一音一音区切って軽くタンギングするのも良いでしょう。
 
このグリッサンドの練習は、ウォームアップにも効果がありますが、基礎練習等にも大きな効果があります。詳しくは基礎練習のページで解説します。