2021-04-10

 私、沼田のレッスンを受けていただいた感想を執筆していただきました。個人レッスンからバンド指導、スカイプレッスンまで幅広くレッスンしています。執筆いただいた方々には心から感謝致します。


レッスンについてはこちら>>>


トロンボーンのレッスンにオンラインは成立するのか?その是非

 

<プロローグ>

 バストロンボーン奏者の沼田司さんとは、一応トロンボーンのレッスンを受けている先生、生徒の関係です。
 一応と書いたのは、レッスンを受けるのは年に1、2回のみ。それ以外はちょっとわからない事があったりすると、チャット(facebookのメッセンジャー)で色々アドバイスをもらったりする図々しい、沼田先生にとってはなんとも「コスパの悪い」生徒なので、生徒といえるかどうか怪しい部分もあります。
 (沼田注:確実に生徒です。そして良い友人でもあります)
 
 そして数日前、沼田さんとチャットで雑談している中で「一ノ宮さん、オンラインの良さについてなにか書いてもらえないか?」と相談というか依頼がありました。
 
 ん?いや~、ムリムリ!と断ろうとも思ったのですが、いつもわからん事は(ただで)聞きまくる私は沼田さんにとってはコスパの悪い生徒でもあるし、なにか協力せんとな、と。
 あと、自分自身振り返ると、先生のレッスンを受けたのは17年7月から21年の1月までの3年半で4回、うちオンライン2回、対面2回という事で回数こそ少ないものの、バランスは半々という自分はサンプルとしてはいい条件かもと思いました。
 
改めて先生と相談して書く対象は
・オンラインレッスンのメリットとデメリットに絞る。
・字数制限はない。
という条件で書くことにしました。
 
 参考まで、沼田先生のレッスンを受けている私の状況です。
 アマチュアのトロンボーン吹き。今はオケや吹奏楽団には所属していない。Trbアンサンブル団体には入っているが、特に定期演奏会等ないから、今練習しなければならない曲はない。練習は週1+α。日中であれば自宅でもなんとかオープンで吹ける。沼田先生とのレッスンでは、特に曲やエチュード等決めておらず、その時々の調子の悪いところや、こんな感じで吹きたい事を伝えて、そこを中心に音や姿勢を見てもらうという感じです。前置き長くなりました。
 

<そもそもオンラインってなに?>

 さて「オンラインってなに?」と言われて「〇〇です!」と答えられる人はどれくらいいるでしょうか?
 私もぱっとは答えられなかった。ネットで調べました。
 端的に言うと「インターネットにつながっている状態」のことだそうです。
 つながっていないとオフライン。
 そうそう、インターンネットが普及したころは、よくネットで繋がった(仲良くなった)人達が実際に会う事をオフ会って言っていましたね。実際に会うからオンみたいな気もするけど、目の前にいてもネットがつながっていないからオフなのね。なるほど。
 
 ちなみにコロナ禍でよく聞くようになったリモートワークとかテレワークも調べました。
 リモートとは、「複数の対象が離れている状態のこと。」
「テレワーク(telework)」の「テレ(Tele)」はテレパシー(Telepathy)、テレホン(Telephone)のテレと同じで、「離れた場所で」という意味がある。「テレワーク」とは、この2つを組み合わせた言葉で、「ICTを活用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」なんだそうだ。
 前置きが長いな。
 つまりオンラインレッスンとはインターネットを介して、直接対面せずにおこなうレッスンの事で、インターネットを介するからPCやタブレット、スマホといった機材と使うの、と限定しよう。とりあえず。
だから、隣の部屋にいてもネットを介してれば近くてもオンラインレッスンだ。(ややこしくなるからこの話終わり)
 

<オンラインレッスンの良さ(メリット)>

ここからは、レッスンを受講する側として自分が良いと思うもの、思いつくまま上げていきます。
※がついているものはオンラインレッスンだけのメリットではないですがやりやすい項目。
 

メリット

1)場所を問わない
2)時間が節約できる
3)お金が節約できる
4)細かい動きを見る事が出来る※
5)後で繰り返し見る事ができる※
6)独特の雰囲気が少なくなるので敷居が低くなる。受講者がレッスンの目的を明確にできる。
7)感染防止
 
1)はデメリットにもなる可能性があるのですが、今までレッスンというと先生の自宅とか、指定された場所に行ってレッスンをうけるのが当たり前でした。オンラインでは当然ながら離れているので自分の好きな場所、自宅(防音が条件だけど)、レンタルスタジオ、とかカラオケ屋、ネット環境のある場所なら場所を選ばないですね。ちなみに私が沼田センセのレッスンを初めて受けたのは17年7月。単身赴任で富山にいた時でした。たしか富山芸術創造センターの練習室からメッセンジャーのビデオチャットを使って富山と横浜を繋いでスマホで受けました。
 
2)場所を選ばないという事は単純に移動時間が節約できるのですよ。レッスン1時間でも移動に1時間くらいはかかりませんか?だとしたら移動込みで3時間。午後2時から1時間のレッスンとなると、家を出るのは午後1時、2時からレッスン。3時に終わって(どこにも寄らずにまっすぐ帰宅したとして)午後4時に帰宅。ほっとしてコーヒー飲んだら5時。休日が終わってしまいますばい。トロンボーンなんて結構でかいから、時間だけでなく移動だけで結構つかれます。(僕だけ?)
さっき書いたように、富山と横浜、もっというとネット環境さえあれば海外からでも受けることは可能です。沼田さんの生徒に実際いらっしゃったはずです。
オンラインバンザイ!
 
3)は沼田先生だけかもしれませんが、オンラインの場合、レッスン料を低く設定している事が多いです。ありがたいです。ナマの音が聞けないのは大きなデメリットですから、その分低くしているのでしょうか?そのうち、音質や画質、通信環境が改善されたら料金は同等になる可能性あるけど移動の交通費やガソリン代は確実に浮くよね。(沼田注:オンラインのレッスン料は対面レッスン料より確実に相当安く設定しています)
 
4)オンラインの方が細かい動きを見ることができ(る場合もあり)ます。カメラの位置にもよりますが。トロンボーンの場合、特に正面からって(スライドが邪魔して)見る事が難しい。あとプロの先生の吹くところに至近距離まで近づいて観察するとかできる?フツー??
 だけどオンラインレッスンの場合、先生が(スマホかPC)カメラの位置さえ調整すれば、くちびるどアップで見ることができます。通常の対面レッスンだとここまで行くのは難しいかもってくらいの距離も見ることができます。通常の対面レッスンでもGoProとか使えばできるのでしょうが、レッスンの途中でカメラ向けられてもね~って感じ。もちろん逆もありで、生徒の口元をアップする事でより詳細に観察することができるのです。
もちろん飛沫も完璧に防げます。
 
5)沼田さんの場合、オンラインレッスン後、動画を頂けます(URLを教えてくれます)これはzoomについている録画機能かな?今までのレッスンでも録画していましたが、対面レッスンの録画は第三者的な目線で撮影するのでわかりづらい。(引きの映像だから)zoomの録画はお互いの顔のアップが延々と映っているのでなれるまでは大変です(笑)が、質問のやり取りもしっかり残っていて見返す(聞き返すと)絶好の教材になります。互いの表情もはっきりわかるしね。ハイと言っても納得してない顔とか。←俺か?
 音質はデメリットでもお話しますが、慣れの問題も大きいです。慣れるには普段からスマホやタブレットで自分の音を録画(録音)しておき、「自分の普段の音はスマホを通してこんな感じに聞こえているんだ」という基準を持っておくことが必要です。ただ、発音の瞬間など、明らかな変化は十分伝わると思います。(沼田注:動画を撮るのは沼田の復習にもなります。言葉の選択やタイミングなど。ZOOMの機能ですが、今回の動画は沼田の設定ミスで交互に写るようになってしまいました。今後注意します)
 
6)同じ部屋にいないので⇒同じ空気の中にいない⇒偉い先生の場合雰囲気にのまれることがない。こちら側(レッスン受ける方)からどんどん言葉を発していかないと黙ったままになって気まずいので、あらかじめ質問したいことや、レッスンでやりたい事をメモしておいてそれをどんどん発信していく事が大事だと思う。「気圧される」という言葉がありますが、レッスンってその空間は先生が主体になることが多くて(いわゆるホームの状態、ジャイアンツが東京ドームで試合している感じ。僕はそう感じる)その中に入っていった生徒(アウエーの状態)がやった事に対して指導、というパターンが多い気がする。その気圧される感じが心地よいと思う人はそれでいいと思うのだけど、初めての人はその「気」が苦手な人、敷居が高いと感じる人もいるのでないか?対面でもオンラインでも初めてレッスンは緊張しますけど、自分の場所だけでも「ホーム」なのはメリットかもしれませんね。
 
※話は脱線しますが、国会議員の打合せや会議がオンラインにならないのは、偉い先生の「気」が伝わらないから、が理由かもしれない。会議の中身は既に秘書同士で実務を進めていて、実際の会議の目的は顔合わせ。最後に自〇党の〇〇幹事長の「うむ、よろしく頼むよ」で締めるとか、この会合に〇階幹事長が出席している事が大事なんだ、とかそういう事なのか?やっぱり〇民党の二〇幹事長が出ると出ないとでは会議の重みが違うとか?え?しつこい?
 あと、会議の内容は秘書にやらせるけど、その後の会食があるのは選挙に必要な実弾(現金)の無心だったり人事(落ち目タレントの議員スカウト)の話だったり実際やっている仕事は議席確保とか票集めとかこっちが本職で、当然(アクリル板越しに)盃を交わしたり、よこに芸者がいないと絵にならないとか、そうすっとさすがにこれはオンラインでは難しいだろ?とか(すんません、事実無根です。まったくの想像です。でも一度、国会議員のPCかスマホ見てみたい。あれだけ民間企業に在宅やテレワークやれって言っているのだから、全員ズームアプリくらい入っているよね?)
 
7)すごく大事な事忘れてた。直接会わないから感染防止対策としては完璧です。
 

<オンラインの改善点(デメリット)>

対面レッスンと比較して、という事です。先ほどオンラインのメリットを語る時に「通常のレッスンのデメリット」も見えてきました。今まで当たり前だったから考えた事なかったですよね。選択肢が増えたのは、いいことだと思います。と前置きしてオンラインのデメリット
 
1)場所に気を使う。
2)ナマの音を聞く事ができない。(音質改善要)
3)直接身体に触れての確認ができない
4)同じ空間の空気を味わえない
5)レッスン以外のコミュニケーションがとりづらい。
 
1)はメリットと矛盾しますが、自宅で音が出せない環境の人もたくさんいるわけです。通常の対面レッスンであれば、指定された場所に行けばいいわけなので場所に気を使う必要はないわけです。私は(無理やり)自宅で吹いていますが、そうでない人は大変だと思います。ちなみに沼田先生のレッスンではプラクティスミュートでの受講も受け付けています。
 
2)たぶんこれが一番つらい。生の音圧を感じる事、浴びる事がレッスンの一番大切な部分だし。
 教える側(プロ)からすると、機材を通した音、ネットを通してでも説得できる音質でないといけない(生意気ですんません)のでマイクを中心とした機材の工夫、そして受ける側の慣れ(スマホを通した音質の変換への慣れ)は必要かと思います。
 先に結論づけるようですが、やはり、すべてオンラインというのは難しくて1回はお互いの生音を聞かないとその先に進めない気がします。
あと、もうひとつ大事な事。通信環境の不具合などでの音の途切れ。音質以前にこれが大事ですね。
 最初は通信トラブルも多かったようですが、今はかなり改善されているかな?5Gに期待!
 
3)いきなり脱線。これを書いて思ったのですが、「楽器のレッスン」と一口に言っても、いろいろな段階があるわけです。プロの先生もその段階にあわせて指導を変えられていると思います。
 野球のコーチだったら、ヘッドコーチ(試合に勝つための戦略を練る)の下に、ピッチングコーチ、バッテリーコーチ、バッティングコーチ、守備走塁コーチなどがいてそれぞれ技術を教えるように、独奏曲を仕上げるために曲を見てもらうとか、オケでうまく吹きたいからオケスタを持ってくるとかあると思います。けっこう多いのは練習曲を仕上げる事でレッスン生の技術を上げていくというやり方。トロンボーンだと結構な確率でボルドーギ/ロッシュ編集のメロディアスエチュードとかやっているみたいです。
 そして野球にもそれぞれのコーチは2軍3軍にもいて、コーチの中には身体を大きくしたり整えたり、可動域を増やしたりを手助けするにコンディショニングコーチという存在もあります。最初に書いたように僕が沼田先生に教わっているのはまさに2軍3軍のコンディショニングコーチのようなものです。まずはマウスピースがきちんとあたっているか、とか身体の使い方はどうか?とかそんなところでして、野球でいうとやっと素振りとかキャッチボールに入った位です。まだ入っていないかも・・・。
 とにかくそういう段階では、オンラインレッスンは良くも悪くもあります。良いところとしては、カメラ位置を工夫する事で(教える側が)生徒の細かい部分まで観察することができる事です、その結果、指導内容、アドバイスは、より細かくなると思います。裏を返せば画面越しとはいえ、その細かい位置を観察、変化を確認、指導できるかどうかという事はプロとはいえ教える側のレベルが如実に出ると感じます。
 
誤解のないように補足
三流のコーチは一流の選手の担当になった時、俺が育てた。と言います。
 
一流のコーチは二軍三軍の選手の素材を磨いて、一流の選手に育てます。
 
だから一流の選手はアドバイスを乞う時、二軍三軍にいる一流のコーチのところへ行きます。
 
話を戻します。実際に息を吸ったり吐いたり、姿勢を見たりという事を行う上で、身体を触れることがどうしても必要な場合があります。そこができないのはデメリットかもしれません。
 しかし私は今のご時世、むしろメリットになるのではと思いました。
本当に残念だけど、ハラスメントで訴えられる事も多い世の中です。対面レッスンでは防音室で2人きりになるわけです。中高生に限って現状を言いますとおそらく金管楽器もその多くは女性ですし、逆に教える側(プロ)はまだ男性が多いのが現状です。
 レッスンする側の方が気をわるくされたらすみません、ここは想像ではなく事実のみを書いています。
・教わる側 女性がいる場合がある
・教える側(プロ) 男性が多い
・1対1の対面レッスンの場合、防音室で教えることが多い。
・腹式呼吸などの確認のために身体を触る事がある。
これが客観的な事実です。これ以降はお互いの信頼関係しかないと思います。

 逆にオンラインだとそういう心配は一切なく、カメラの映らない範囲で親御さんも同席する事もできるし、録画も残せますから、その点はオンラインの方が優れているのかもしれません。
 逆に教える側が、生徒の過剰な反応で被害者(訴えられる側)にならないように対面レッスンも録音か録画もしておいた方が、争いごとになった際に証拠として効力を発揮する事もあるでしょう。話がかなりそれました。書いていて改めて思ったのは、教える側が、身体に触ったりしなくても自分の意図する事、相手にやってほしいこと気づいて欲しい事を明確に言葉にできるスキルが必要だという事です。
 先ほどの「身体を触って確認する事ができない」も、言葉で具体的に「肋骨をなぞって〇〇番目のあたり」とか「骨盤に手を当ててそこから指〇本分下」とか言えば済む話でして、(身体の構造が分かって言葉にできる事が大前提ですが)言われた通りのところを自分で触って納得いけば、問題ないわけですね。
 
4)これは2)と近いですが一緒に吹く事でしか味わえない感覚は確かにあります。上手な人と一緒に吹いた時の感覚はなにものにも代えがたいし、それが味わえないとなるとやはり辛い。あの身震いするような響きに!憧れの音になるために!どうしたらよいか?と考えて練習するためのお手本はやはり直に聞きたいですね。
 あと、言葉にならない先生のたたずまいとか雰囲気というのはあると思います。オンラインのメリットの「気圧されることがない」とは逆だけど。その圧が心地よい時も確かにあります。私は富山にいる時に一度だけ車を飛ばして名古屋まで藤澤伸行先生のレッスンを受けました。包み込むようなやさしさの雰囲気で、でもオーラがすごかった。一緒にロングトーンをやっただけですが、あの時の感覚、一緒に吹いた事はすごい経験でした。
 
5)レッスン後のコミュニケーションも込みでレッスンだ。と思っている方にはオンラインレッスンは物足りないでしょう。僕も昔そう思っていた口です。ないと寂しい。でも昔ほどお酒も飲めなくなって、さらに飲んじゃうとレッスンで教わった事も忘れていたりと、実はデメリットもあるのか??明日の仕事もあって早く帰らなきゃいけない時もあるかもね。そんな場合もデメリットか。
 あと、親しくなった先生とのレッスン後の吞みはあったとしても、楽器店のレッスンを受けている人などはレッスン後の吞みなんて当然ないわけで、なにを以ってスタンダードと思うかなんでしょう。
 

<まとめ>

 だらだらと書いたけれど対面、オンライン、どちらが優れているではなく、オンラインという選択肢が増えた。という事。その人の用途、レッスンの段階によって、オンラインレッスンはかなり有効です。もちろん今は3拠点でピアノ伴奏を含めたソロのレッスンなんて無理だし、すべてオンラインってありえないけどね。

自分なりに考えたおすすめの例としてはこんな感じか?
・昔やっていて久しぶりに再開したいけどいきなりレッスン受けるってちよっとね。
・子どももまだ手がかかるし、自由に外出できない
・田舎に住んでいてプロの多くいる首都圏や関西圏まではとても遠くてムリ。
教える側にとっては、機材・通信環境を整備しなければならない等の負担もある。

 レッスンも教えたい事、伝えたい事を具体的な言葉にする能力が今以上に求められるし、画面越しにでも良し悪しや改善箇所を判断できる洞察力や判断力がより求められる。(と思う)
 オンラインレッスンなんてレッスンとは認められない、というのは当然意見としてあると思う。ただ、コロナ禍が理由だけでなく、オンラインでもレッスン受けたいという需要は今後も高まるはず。ただし対面レッスン代替え案がオンラインでというのは、オンライン、対面どちらにも失礼だしストレスも溜まる。
代替え案ではなく、前にも書いたがプラスαの新しい選択の1つだと考えられないか?
 代替え案としてやる場合は、キチンとメリットデメリットを比較して足りない部分を他でどう補うか、又は不足しているところを自覚して進める等の準備(覚悟)が必要だと思う。
 オンラインに少しでも可能性があれば、そこを広げていくのは大事。ダメだったら対面レッスンに戻ればいいだけ。
 なにごとも始めなければ、はじまらない。
 

<まとまらない長めのエピローグ:オンラインレッスンの元祖は明日のジョーなのか?>

この話を沼田先生から持ち掛けられた時は
「オンラインの良さについて語ってほしい」でした。
僕は少しだけ反論
「メリットを語るのであればデメリットも語らなければ」
沼田先生の返信
「いいですよ。オンラインのデメリットこそ山のようにありますよね。昔の広告で良く見た空手の通信レッスンのようなものです」
 
空手の通信教育! あー、思い出した。むかし吉本新喜劇では不良に絡まれた出演者(岡八郎 おくめのはっちゃん)が
「なめたらあかんど、こうみえても 俺は空手やっとるんやぞ」
で不良どもがちょっとたじろいだ瞬間に
「ま、通信教育やけどな」で、
全員一斉にこける。
がお約束でした。

 当時の雑誌の広告欄には瓦を割る写真とかイラストのついた通信教育がよくあったからこそ受けるギャグだったのですけど、本当に通信教育ではダメなのかと。空手はうまくならないのか?
 
 その時思い出したのが、漫画「明日のジョー」でした。明日のジョー知らない人ググってください 笑。
あるシーンです。ケンカが原因で少年院に入った主人公の矢吹丈が、さらに院内のケンカ沙汰で独房に入れられる。ジョーにボクシングを教えたい丹下段平から届いたハガキをビリビリに破ったジョーだったけれど、はがきの「明日のために」という文字が気になってはがきをくっつけてその内容を読む、というシーンです。
ハガキの内容はこんな感じ。
明日のためにその1
ジャブ 攻撃の突破口を開くため、あるいは敵の出足を止める為、
左パンチを小刻みに打つ事。この際、肘を左脇の下から離さぬ心構えで、
やや内側を狙い、えぐり込む様に 打つべし 。正確なジャブ3発に続く右パンチは、
その威力を3倍にするものなり。
 
今みてもいい文章!
 明日のために、という大きなビジョンがあって、そのためにやることがわかります。
 しかも「その1」だから、単発でなく続く事がわかります。
 ジャブ:これから教える技の名前とその目的が書いてある。そして身体のどこをどう使えばいいのか、具体的かつ簡潔に書いています。そして最後に「右パンチ」と次回の予告迄書いてある。カンペキ!
ジョーはジャブだけをひたすら練習し、少年院で出会ったボクサーでライバルの力石徹に「このジャブは本物だ」と言わしめる。
 
 この独房で、びりびりになったハガキを頼りに一人トレーニングをするジョーってすごく格好良かったんです。
んで、これって思ったんですけど(オンラインレッスンではないけど)リモートレッスンですよね。通信教育だよねー。
 丹下段平だってアル中のおっさんだったけど、すごく具体的な指導だしね。あとはジョーの自発性に任せて見守っているところもいいし(少年院だから対面レッスンできないし)。
 自分でつかんだものだから絶対忘れないんです。「おっちゃん、明日のために その2はねーのかよ」と聞くんですよ。強くなること、教わる事に飢えてくる感じがかっこいいんですよ。
 
 同時に思ったのは「巨人の星」の父ちゃん、星一徹はこんな具体的な手紙を書けるのか?という事。
「とにかく」力を強くするために大リーグ養成ギブスをつけて生活する星飛雄馬。星一徹は、とにかくやれ、
夜空の星を勝手に巨人の星と名付け、お前は巨人の星を目指すんだ!と刷り込み飛雄馬もその気になる。
殴る蹴る、倒れてもノックのボールが飛んでくる。チョー対面!星一徹にはリモートレッスン無理だろうな。
ちゃぶ台ひっくり返しても自分の部屋が汚れるだけだし。
巨人の星、分からない人はウィキペディアで調べて下さい(笑)。
 
 最後まで話は脱線し続けました。私の希望は、対面だろうがオンラインだろうが、レッスンとはできる限り受ける人(生徒)の要望に応えて頂けること。悩みに共感し、寄り添う事がまず必要だと感じます。そのうえで、具体的な指導ができるかどうか(レッスン内容を具体的に文字で表現できる。身体のどこを使えばよいか実際の箇所を指せるとか)が必要。そして押しつけではなく、提案。否定ではなくレッスン生自身がどう感じたか聞く事が大事だと思います。
そうすれば、オンラインも対面も関係なく楽しくレッスン受ける事ができるかなと思います。

 果てしなくとりとめなくなりましたが、この辺でおわります。
 
2021年4月

沼田司のレッスン経験者
東京都在住 いちのみや

ワークショップ「緊張と本番の良い関係性」 
〜効果的な練習方法〜

Q1 今回のワークショップで良いと思ったところ、印象に残った事、

  • 先生のお話が興味深く、楽しかったです! 質問しやすい雰囲気も良かったです。

 
Q2 自分のためになったところは何ですか?

  • 練習の取り組み方、曲の研究の仕方など学ぶことが多くありました。

 
Q3 沼田司ってこんな人

  • 初めてお目にかかる方なので緊張していましたが、穏やかで、気さくな方で安心しました。

 
Q4 このレッスンをどのような方、団体に受けてほしいですか?

  • 音楽分野に限らず、緊張に悩んでいる方、団体に役に立つと思います。

 

M.N様
2020年12月

個人レッスン        

 
 

今回のワークショップをどのように知り、どうして参加しようと思いましたか?

  • 日本に一時帰国した際連絡してみたら、アレクサンダーテクニークの資格を取ったので教えられると聞き、是非受けたいと思ったので。共通の友人(アレクサンダーテクニーク未経験)も誘いました。(沼田注:アレクサンダー教師免許は取得中です。途中段階にあるコーチ資格は取得していました)

 
 

今回のワークショップで良いと思ったところ、自分のためになったところは何で
すか?

  • 体は柔らかい方だと思っていたが、意外な所が硬くてほぐす必要があるのが分かったこと。
  • 思っていた姿勢と実際の姿勢のギャップに気がつけたこと。
  • (沼田注:本人の仰る通り身体全体が柔らかいのですが、楽器を演奏するための筋肉をほぐしたら、姿勢が美しくなり、息の通りも良くなりました)

 

沼田司ってこんな人

  • 優しく丁寧に教えてくれる人。

 

このレッスンをどのような方、団体に受けてほしいですか?

  • もっと楽に楽しく音楽を演奏したい人、団体
2019年12月
海外在住で活躍中のプロフェッショナル木管奏者
Y.K様

個人レッスンを受けた感想

アレクサンダーテクニークを指導者目指して学ぶ気力と経済力も無く、施術を受ける側としては、今、細々と続けている合気柔術の方で身体のメンテはしていこうと思っています。
 
私は、先生の教えを人に伝える程の技量は無いので、ちょっと説明しきれないですが、アレキサンダーテクニックと比べて似ているところがある反面、ちょっと思った事。
 
「民族によって重心が違う」という考え方があって、日本人は腹で考え動くというのです。確かに腹に帯を締め、「腹」のつく熟語が多い。ヨーロッパ人は重心が高いから、ネクタイは首に絞めるし、手ぶりも高い所で表現する。うまく説明できていないけれど、私はとても納得できるのです。
 

  • 沼田注:この点非常に興味が湧きました。日本の武道、武術など数多くありますが、「丹田」は大抵出てきます。面白い事にその武道、武術で微妙に違うのですね。解剖学的には「丹田」という器官はないので、あくまでもその武道、武術に特化した「丹田」が感覚として出来上がってきたと考えます。演奏にも「丹田に力を入れて」と表現する方もいますが、武道、武術によっても違うので演奏のための「丹田」はまた違ったものになるとは思います。

 
「人間」としての構造の共通点、「歴史」や「文化」の創り出していく相違点、チラッと話題になりましたが、興味深いですよね~。
 
沼田さんも益々技を増やし、魅力を増幅させている姿に感動しました。
 
私は、病気でちょっと心が折れ、今まで走ってきた道が途絶えてしまったような気もするし、療養中の新しい出逢いや流れで、思いもよらない方向に流されつつ・・・笛友には「どこに向ってる???」とは言われるものの、まあ、流されてみようかなあ~と2月にインディアンフルート講師養成講座、などというものに参加することになってしましました。
 
講師になろうという気がある訳でも無く、でも、ちょっとした勉強にもあるよ~と言われて。いや、勉強しよう!というより、タイミングが良過ぎて(^^;
人生、そんなもんかな?
 
とは言え、10年余やってきた篠笛も手放せないので、私は古武術的、日本のものにこだわってみますね。そんなで、アレキサンダーテクニックに一生懸命向き合う自分の姿は、今のところ想像できませんが、ちょっとは目を向けてみようかと思っています。ご活躍を祈っています。昨日はありがとう。

2019年12月
合気柔術、篠笛奏者

 

ワークショップアンケート 

Q 今回のワークショップで良いと思ったところ、自分のためになったところは何ですか?

  • 息が続かないのが、唇の振動効率が悪いことが原因かと指摘いただいたことは改善のヒントになるのではないかと期待しています。また、姿勢に関しての指摘、ロングトーンの本当の意味も目からうろこでした。

 

Q 沼田司ってこんな人

  • 初めてお目にかかりました。CDで実際に聴いている方が目の前にいてアドバイスをくれるというのは感動でした。

 

Q このレッスンをどのような方、団体に受けてほしいですか?

  • 長年、演奏していて目指すところが分からなくなっている人。

 

Q 沼田のレッスン室やレッスン室以外の室内は快適でしたか?

  • CDや機材に興味津々でした。
  • とてもキレイでセンス良く居心地良かったです。
2019年12月
Bass Trombone
飯塚明弘(58歳)

 

アレクサンダーテクニークに基づくワークショップアンケート

受講者:公立高等学校吹奏楽部

 

Q1 今回のワークショップで良いと思ったところ、自分のためになったところは何ですか?

 
姿勢についての話や、息を吸う時にどこを意識するかの話などが、本当のところどうなのか気になっていた部分だったのでとてもためになりました。また、直接指導の際にくださったアドバイスがためになりました。

話を聞くだけでなく、実際に体験したので音色の違いなどがはっきりと感じられた。

背筋を伸ばして吹けと普段から言われていたけど、今回の講習を受講して、無理に背筋を伸ばさずに自然な姿勢で吹いて方が良いということがわかったのでこれからの練習に生かしたいと思いました。

 「できないものを何度もやらない,できることから少しずつ練習する。」という言葉を頂いて,アタックの練習を少しずつ行っています。

姿勢や呼吸は、基礎中の基礎だか、今まで指導されていたものが他の人と違ってたり、自分しかしてなかったりしてよくわかってない部分があったので、そこが確認できたのが良かった。

正しい姿勢について 。

 
息をたくさん吸うには背中をぴんとさせすぎないことが大事だというのがいいと思った。今までの吹奏楽に関する常識がひっくり返ってより効率よく息が使えるようになった。
 

Q2 沼田司ってこんな人


ゆっくりとしたテンポではっきりと話してくださり、どんな質問にも親身になって答えてくださる方。

常識にとらわれない人

どんなに小さな悩みも真剣に向き合ってくれて,真剣に考えてくださる人。
おもしろくて優しそうですごい。

穏やかな人。

おもしろい人。高校時代は変人扱いされていそう(沼田談:実は今の方が変人かも?)
 

Q3 このレッスンをどのような方に受けてほしいですか?

 
スランプに陥っている人や、楽器を始めたばかりの人 。
緊張しやすいとか、精神的な悩みを抱えている方。また、音色などに悩んでいる方。
 
まだ楽器を始めたばかりの人に変な癖がつく前にこのレッスンを受けて欲しい 。
 
練習を必死で頑張っている,肩の力がいつも入っているような人。
 
初心者とか中学生とかに、呼吸や姿勢、練習の仕方に変な癖がつく前にやってほしい。
 
指導者として学校に来てくれるが意味不明の事を言ってくる大人。
 

2019年6月
高校生吹奏楽部

レッスンを受けての所感


1)レッスン形式とレッスンにあたっての要望というか相談事項


○レッスン形式

アイフォンのFaceTime⇔沼田先生自宅のPC(FaceTime)
  県営の練習場(12畳程度?)を借り、譜面台にアイフォンを立てて受講)

○レッスンで見て頂きたい事:
①音の立ち上がりが特に低音(Fから下 バルブを押した音で)悪い
②マウスピースの当て方は自分にとってどれが正しいのか
 (バジル先生の記事からどれが自分にあったことを知りたい)
③息の効率的な吸い方、出し方(吐き方)

2)なぜレッスンを受けようと思ったか


まず最初に、ご多忙の中レッスン、しかも富山⇔東京という遠距離並びにアイフォンという通信としては劣悪な環境でもレッスンを承諾頂いた沼田先生にお礼申し上げます。ありがとうございました。(沼田注:僕は決して劣悪な環境とは思っていません。むしろレッスンを受けたいのに、遠方で受けられない方にはこのシステムは素晴らしいと思います)

私は現在、富山にて趣味でバストロンボーンを吹いています。練習を続けるうちにどうしても「低音、特にFバルブを使った音の音質がよくない」事がずっと懸念事項でした。上手くいくときもあるのですが、その感覚が続かないというかどうやって吹いたか掴めない状態でした。

そんな時にバジル先生の記事でマウスピースの位置があり、なにかヒントになるものがあるか?と思い、沼田先生のレッスンをお願いすることとしました。

3)よかった点

①レッスン終了後「もっともっと上達したい」という気持ちが強くなったこと。
②今の自分にとって最良のマウスピースの位置がつかめたこと。
③ウォーミングアップと日課練習との切り替えるという感覚がより明確になったこと。

4)わるかった(改善すべき)点

①あたりまえだが、身体を触っての確認ができない(いや~ん)
②音質が悪い
③話していると分かるが少し遅れて聞こえる

すべてアイフォンの通信環境によるものですが、なんとかなります!

②についてですが、レッスン中の自分の修正した音は、違いがはっきりわかるそうです。また沼田先生の音はアイフォン越しの
音質もで自分との違いは分かります。
東京までの交通費を考えればこれはよい点とすべきかもしれません。
アイフォン(携帯電話)でレッスンなんて昔は考えられなかったですね。
自分自身 まるでウルトラ警備隊になった感覚でした。


5)感想

レッスンを受けての改善された点は他の受講者の方がたくさん書いていらしたので
私はレッスンの雰囲気を中心にレポート致します。
先に書きますが、このレポートは40代後半の完全に趣味で吹いているおっさん(←わたし)に
あわせてレッスンして頂いた結果の感想ですので、あくまで参考ということで

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これまでトロンボーンのレッスンは何回か受講したことがありますが、沼田先生はその中でも最も威厳のない先生でした。(すみません!)お互いの第一声が「ワハハ!よかったつながったつながった」でしたから!

(沼田注:「最も威厳のない先生」これは僕が目指すスタイルです。最高の褒め言葉ですね!!!)(沼田注:繋がるのに時間がかかったのは、FaceTimeをPCで使うにはブラウザはGoogleのChromeでないとならず、インストールに5分ほど時間がかかりました。
また、FaceTime使用自体は無料ですがデータ通信料が発生します。検索したところおよそ10秒に1MBなので、1時間だとかなりの通信料になってしまいますね。というわけで今後はSkypeをお勧めします)

つながった画面越しの笑顔。まず私にひとしきりしゃべらせてから、「じゃぁ楽器を持って!」と、多分ここまで7~8分くらいおしゃべりの感覚で話していました。おそらく、この会話の中で私の思っていることや、普段の状況を分析し、
どのようにレッスンをくみたてようか考えていたのだろうなと思います。

レッスン中も「これくらいはやりなさい」ではなく、受講者がどんな風に吹きたいのか?
どこまで上達したいのか(低音ならば具体的にペダルのどの音まで出したかだとか)
それを確認してからのレッスンでした。

そういう意味ではレッスンというより自分自身が気づかなかったことを確認する。
そこをサポートしてもらう感じでした。

「僕はこんな感じで吹きたいんだなぁ」などの自分の欲求や
「気づかなかったけれど自分は重心が後ろのほうにある」などの
自分では気づきにくい身体や姿勢の癖。 とかとか。

自分自身、レッスンとは「気づきと確認の場」だと思っていますが、気づきまくったレッスンでした。

マウスピースの当て方に関しては、今までの当て方で若干無理をして吹いていましが、それらを含めて「その練習は無駄じゃないよ。楽に鳴る位置を見つけたから、またそれでやれば良いではないですか」と言っていただけた事に勇気を頂きました。

レッスン後、自宅に帰って言われた事を書き留めて気づいたのは
「こうしなければいけない=must」
ではなく
「こんな風にやってみたい=will」
の気持ちだったことです。

そもそもレッスンというと敷居が高い気がするのは、「なにか明確な目標が無いと受けてくれないのでは?」なんではないでしょうか?

今よりもう少し上手くなりたい。改めてキチンとやってみたい。いつもこんなフレーズが吹けなくて誤魔化しているけど、なんとかしたい。

そうかんがえて居る人はたくさんいると思います。

私がそうでしたが困り事、悩み事だけは明確にして、メールでこんな感じでもレッスンしてもらえるか相談し、結果レッスンを受けることができて、大変充実しております。

2017年8月

アマチュアのバストロンボーン吹き
おもな活動 トロンボーンアンサンブル
富山市高岡市在住
現在単身赴任中

 沼田先生の個人レッスンを受けて来ました。


 私の場合、局所性ジストニアのような症状で、楽器がまともには吹けない状態ですので、カウンセリングとレッスンを兼ねたような形になりました。

 まずは、私の現在の状態などの話、沼田先生の自分の経験なども交えながら話をして頂き、状況をある程度掴んでから楽器を出してレッスンを始める、という手順で進めて頂きました。

 また、最初に、教えるに当たって、沼田先生が、どういうスタンスでレッスンをするのか、何ができて何ができないのか、を明確にしてから始める、という所も、良かったと思います。

 沼田先生は、プレイヤーとしても、指導者としても経験豊かですので、非常に教え方の引き出しが多いと感じました。反応も早いですので、私の音を聞き、どんどんアドバイスが出てきます。

 さらに、アレクサンダーテクニークをトレイニーとして取り組んでいらっしゃる事もあり、身体の使い方という視点からも納得できる指摘を頂けたと思います。

 音がその場で変化して行くのを体験でき、本当に沢山のヒントを頂けたレッスンになりました。

 話し易い人柄もあり、どのレベルのプレイヤーにも、得るところの多いレッスンをできる先生だと思います。

 私も、今回手に入れたヒントを大事に練習して、またレッスンを受けにお邪魔したいと思っています。

2017年8月

トロンボーン奏者

 先日、沼田先生に吹奏楽部の全体指導していただきました。


 レッスンの最初に先生が話した事は、「絶対怒らない」「間違って大丈夫」この2点を強調されてました。

 理由は「この場で僕が色々な提案をします。それにすぐ対応できたらスーパー高校生です。その提案をやろうとして間違って当然です。音の外し、リードミスもOKです。音楽を造っていくのにそれらの事を気にしていたら今日1日だけのレッスンの趣旨が変わってしまいます。技術力のグレードアップは別の機会にやってください」

 沼田先生のおっしゃる通りでした。その瞬間、生徒たちの表情が一変したのは忘れられません。

 一度、顧問の私が指揮をして、沼田先生がそれを見て聴いて回るところからスタートしました。場所も各位置から観察してたように思えます(私は指揮で夢中でした)

 まず、姿勢、呼吸のことを大まかに説明してくださり、その後一人一人の座り方、構え方を指導していただきました。先生はいつも笑顔で人見知りが多い生徒たちもいつのまにか笑顔になってました。一通り終わった後、チューニングBbを全体で吹いた時、同じ生徒とは思えないくらい、充実したサウンドで教室が包まれ圧倒されました。

 その後、沼田先生が指揮をされましたが、アドバイスが非常に具体的でわかりやすく、また指揮も繊細な部分、ドラマティックな部分など明確な指示で、グイグイ引っ張っていただきました。今までの生徒たちとは明らかに違い、全く違う曲に聞こえました。この曲の本質が見えて来ました。
 それも音楽を楽しみながら。聴いていても、音楽表現が素晴らしく良くなり、多少のミスも気にならなくなりました。

 練習後半でハッと気づいた事は、沼田先生はピッチやアインザッツの事は一言も触れていませんでした。しかしこの時の音楽はピッチ、アインザッツには何の問題も感じられなかったのです。沼田先生が仰っていた「音楽の方向性を全員で共有するとピッチ、アインザッツは自然に合います。まあ限度はありますが・・・」のを体感できました。生徒たちも同じようだったようです。

 練習時間が過ぎて帰り仕度をしている沼田先生に質問の列ができ、それに丁寧に答える先生の姿も印象的でした。

 充実したレッスンでここに書ききれませんでしたが、他の学校、一般団体の皆さんにも自信を持ってお勧めします。できれば定期的にレッスンしていただきたいと思っています。その前に私自身が音楽について勉強し直さなければならないと痛感しました。


2017年7月

高等学校 吹奏楽部顧問


 このグループ(フェイスブックのトロンボーン総合研究部)のメンバーの方に触発され、沼田司先生のスカイプレッスンを僕も受講させていただきました。僭越ながら、感想を書かせていただきます。


 スカイプ(テレビ電話)でのトロンボーンのレッスンというのは、当然できることとできないことがはっきり分かれています。対面でのレッスンでは、アレクサンダーテクニークなど幅広い理論や指導法を取り入れてレッスンをされる沼田先生ですが、今回はスカイプでも効果的にみていただける、アンブシュアの機能に特に焦点を当ててご指導頂きました。アンブシュアのタイプ別に最適な奏法をみつけていくという方法としては、「ラインハルト式」と呼ばれる理論にはじめてまとめられたものが有名ですが、沼田先生のレッスンもここをスタート地点にしておられるのだと思います。

 ここで少し脱線しますが、私は大学時代からアメリカで音楽を勉強し、現在はサックバット(古楽器のトロンボーン)の奏者として活動させていただいています。実は、学生時代に一度「ラインハルト式」アンブシュア研究を詳しくマスターされたダグ・エリオット先生という方のレッスンを受け、アンブシュアのタイプや、アンブシュアの動きの軸の方向(この辺りは実際にレッスンで詳しくお聞きください)などを一度判定していただいたことがあります。当時はモダントロンボーンを吹いており、それから古楽器に移り、プロになって色々な本番を経験しそれにアジャストし、という中で、自分の奏法が根本から変わったことを感じておりました。そういった中で、思うところ(というか違和感)もあり、もう一度再確認をしておこうという気持ちで今回の受講に至りました。

 結論から申し上げると、アンブシュアの動きの軸の方向が、学生時代となんと逆になっていました。今となっては、最初の判定が誤りだったのか、奏法の変化とともに変わったのかわかりません。ただ、「思うところあった」その「違和感」の正体は、かくしてレッスン開始から最初の10分か15分ですぐに特定されてしまいました。僕の場合、特に高音で、学生時代に言われた方向にシフトしていくとどうしてもうまくいかず、それでも盲目的にその方法を変えずここまで来てしまっていたのですが、沼田先生に紐解かれるままに基本に立ち返ってみると、今までにない感触で苦手意識のあった音域をとらえることができました(むしろ息のスピードなど、他の要素を以前と同じ感覚で吹くと、さらに上の音にオーバーシュートしてしまうほどでした)。

 また、自分では問題がないと思っていた音域でも、中音域ではあるインターバルでアンブシュアの動きが必要以上に大きくなっていたり、低音域ではアンブシュアを緩め過ぎてしまうことによる破綻があったりと、たった1時間の枠をいっぱいに使って、次々と問題点を発見し、その解決法を理論的な説明を交えて教えて頂きました。驚くのは、そういった解決法の中には、当然練習で身につけないといけないものも多くありますが、その場ですぐに変わるようなものも同じくらい多くあったことです。「アンブシュアって、本当に理解できるのか?? できたとしても、頭の理解で本当に演奏が変わるのか??」と思われる方も多いのではないかと思います。沼田先生のレッスンを受けた後では、「アンブシュアを理解せずに演奏できる人の方が少ないと思います」という意識に変わりました。

 もちろん、人それぞれの色々なアンブシュアをすべて理解し、それに即した奏法を知って、なんていうところまでの理解はなかなかできないでしょう。でも、それを知っておられる沼田先生のような指導者のレッスンを経て、「自分の」アンブシュアだけ理解するというのは、正しい指導のもとであればそう難しいことではありません。今日のレッスンは、自分にとって本当に「世界が変わった」と言っても大げさではないような経験でした。

 また、レッスンを通じて、すぐにできなかったことがあっても、沼田先生は辛抱強く、決してイライラした感じを見せずに最後までご指導いただきました。機会があれば、ぜひ直接お会いして、スカイプではできない、音楽的な実践の部分も含めてもう一度ご指導いただきたいと思いました。

 経験の多少を問わず、トロンボーン演奏の好きな方にはぜひ受講をおすすめしたいと思います。沼田先生、どうもありがとうございました。

2017年6月

‎Motoaki Kashino‎
プロビデンス在住 (アメリカ合衆国)
プロトロンボーン、サックバット奏者

昨日、沼田 司 さんのSkypeレッスンを受講しました。


レッスンを受けるきっかけとなったのは、このグループにバジル先生のブログ記事(http://basilkritzer.jp/archives/7062.html)をシェアしたことです。

・自分はどのアンブッシュアタイプなのか?
・マウスピースとアンブシュアの動きの方向が自分ではよくわかないので、教えてほしい。

 この辺の悩みを解消したいなあと軽い気持ちでレッスンを受けてみました。

 何度かリップスラーを見せると、沼田先生から「アンブッシュアタイプは超高位置タイプだね」と一言。

 正直、びっくりしました。超高位置タイプだけは絶対にないと思っていましたので(笑)沼田先生も仰っていましたが、自分の感覚というのは実にあてにならないものです。

 バジル先生のブログで紹介されていたYouTubeを何回見ても、「アンブッシュアが動く」ということが理解できませんでしたが、沼田先生が分かりやすく実演してくれたので、理解することができました。

 超高位置タイプの私は、「音を上昇するにつれて、マウスピースとアンブシュアが一体的に上方向へ、音を下降するときに下方向へ動く」べきなんですが、音が上昇する際に楽器の角度が下がる癖があるようで、それが高音域を出す際の弊害になっていたようです。
 さらに、音が上昇するにつれて、上半身が上に硬くなる?(上手く表現できませんが、首をすくめるような感じです)ことも高音域を吹く際の私の悪癖みたいです。

 他にも色々教えて頂きましたけど、長くなるので割愛します(笑)

 私のように自分のアンブッシュアに悩みを抱えている人、バジル先生のブログ読んで興味出てきた人は、一度沼田先生のSkypeレッスン受けてみることを是非おすすめします。

 ちなみにSkypeレッスンはスマホからでも出来ます。私は賃貸アパートでオクラミュートつけて、レッスン受けました。気軽にレッスン受けられるのも良かったです。

2017年6月

‎千葉 要輔
社会人、トロンボーン奏者

 今日、はじめて沼田先生のスカイプレッスンを受けました。


 今まで遠い存在だった沼田先生と、北海道にいながらリアルタイムでお話ができて、びっくりです。
こんなに身近な感じでお話をしていいのかな、と思いながらのレッスンでした。
 まず、ほんの少し音を聴いていただいたところで、「もっとたくさんの息を吸われた方がいいと思います」と丁寧に教えていただきました。

 ハイトーンが得意ではないと相談すると、少しずつ高い音を出してみる方法を教えていただき、今まで出にくかった音がスムーズに出ました。
 きついなあと思いながら、いつも吹いていたので、ハイトーンが出なかったのなあと気づくことができました。
 文章では読んでいた、「力を抜いて、自然に演奏する」ということが、体で理解できた気がします。
 身近に、丁寧に教えていただいたので、またスカイプレッスンを受けてみたいと思っています。 

2015年8月

佐藤秀之。バストロンボーン、51才、オーケストラ、吹奏楽団、トロンボーンアンサンブルを中心に北海道で活動。

金管セクションレッスンの感想


 私が小学生の頃,生まれて初めて映画館で観た映画が『ゴジラVSデストロイア』でした(補足:レコーディングに沼田が参加しています)。同時に私がオーケストラに興味を持つきっかけとなった貴重な音楽体験でもあります(ちなみに伊福部昭が音楽を担当した最後のゴジラ映画)。今回,ご縁があって沼田先生にダスビの金管セクションをご指導いただくことになりましたが,なんと偶然にも,沼田先生はその録音に参加されていたとのこと!

 緊張しながら迎えた初レッスン。沼田先生は我々が演奏する『バビ・ヤール』の冒頭からわずか数十小節をものすごい集中力で観察し,今の我々に必要なことが何かをお見抜きになりました。そしていただいたアドバイスには,今回の演奏曲でのみ通用するものではなく,”Song and Wind”(という考え方)や呼吸方法など,楽器演奏における基本的な内容が凝縮されていました。ここでは書ききれませんが,「一生モノ」と言っても過言でないほどの道標となりました。

 沼田先生との出会いに,金管セクション一同感謝しています。今後ともよろしくお願いいたします。

社会人オーケストラ、金管セクションレッスン、トランペット奏者

レッスンの感想


 社会人になっても楽器を吹いている人は勿論、今はやっていないけど学校の部活などで吹奏楽やオケを経験した人なら分かると思いますが、楽器の演奏、特に人間が生きていくために必要な息をたくさん使って音を出す「管楽器」という楽器は、非常に体力的にも大変なものです。それなのに、これまで教えられた体に関係することは大まかに「腹式呼吸」と「息はお腹で支える」ということ以外は「気合い」と「根性」という、あまり具体的ではない形で教えられてきた人が多いんじゃないかと思います。

 しかし、管楽器の演奏は、もっと体を上手く、正しくコントロールすることが必要であり、それこそが本来管楽器の上達のカギになる。楽器上達のカギが「自分の体のコントロール」と言われても、音楽の演奏と全然関係ないと思う人も多いと思いますが、自分の体一つで楽器に身を預け音を出していく訳ですから、そう考えると決して無関係ではないと思います。沼田先生のレッスンを受けてそんなことを自分で確信するようになりました。

 また、楽器を社会人になっても続けているけど、なかなか楽器の練習ができる時間が無い。それでもどうせやるなら上達したい。だけど、どのように練習したらいいのか、その方法が分からない・・・。そのような葛藤を持っている人は多いと思います。だけど、沼田先生から教わることは楽器を実際に持ってしか出来ないことだけではありません。むしろ、中には普通の生活の中で少しでも取り入れられることもあります。勿論、沼田先生から教えられることは他にも、トロンボーンに必要な技術、演奏者としての心得など多くあり、その一つ一つを丁寧に教えていただけますし、直接お会いできなくても、ホームページにアップされている内容はとても参考になりますし、疑問点があったら電子メールや掲示板を通じて助言を頂けることも私にとって「救い」になりました。

 プロではないけど、楽器を吹く技術の上達をさせたくても自分でその上達のための扉を開かせることが出来ないでいる。そんな人たちにとって沼田先生は、心強い味方になってくれると思います。

社会人、個人レッスン、バストロンボーン奏者

レッスンの感想


 沼田先生に出会ったのは大学4年の頃、先生が企画されているトロンボーン合宿に参加する前にプライベートレッスンを受けたのがきっかけでした。

 今でも覚えていますが、トロンボーンのことだけでなく音楽を演奏するということを非常に丁寧に教えていただきました。
 レッスンを受ける前の自分がそうでしたが、自分が吹けない理由を何の根拠もなしに「吹けないから」と決めつけておりました。
 しかし、「吹けない」ことには理由が存在します。私の場合(多くの人の場合もそうだと思うのですが)、様々な要因が複雑に絡まっていました。
 先生はレッスンで1つ1つそれをほどいていくように説明してくださいました。体の使い方や歌の考え方を意識するだけでその場で自分の音が変わるのが実感できました。

 言うならば、沼田先生のレッスンはお医者さんのカウンセリングに近いものがあります。
その人の悪い癖や間違った奏法・考え方に的確にアドバイスをしてくださいます。
 ただ、何かを強制するという方ではありません。生徒に考えさせることを大事にされており、教育者としてもとても信頼できる方です。

 私は先生のレッスンがきっかけでブレストレーニングやバズィングの器具を使ったり、アレキサンダーテクニークにも通い始めました。
 社会人になって何年か経ち、学生時代より確実に練習時間は減りましたが、上達し続けていることを実感できています。

 かつて、私が参加している楽団にもお招きしセミナーをお願いしたところ、受講者からの感想は大変好評でした。
 その後、楽団で手作りのブレスビルダーを作り、練習前にブレストレーニングやストレッチを行っております。
 サウンドの変化は聞けば一目瞭然ですし、団員も今まで無かった視点が生まれたのを実感しているようです。

 バストロンボーン奏者だけでなく、管楽器でお悩みの方は1度ご相談すれば必ず力になってくださるはずです。

社会人吹奏楽、オーケストラ、個人レッスン、トロンボーン奏者

沼田先生の全体レッスン


 本校ではトロンボーンパートのみならず、全体合奏においてもご指導を頂いております。
 本校は110年以上の歴史があり、ほとんどの生徒が大学に進学することもあって、地域からの期待に応えるべく質の高い教育を求められています。だからこそ全員が主役をモットーに高校1年生から3年生まで全員でA部門に出場し続けています。本校において、正しい音楽教育をしてくださる沼田先生は貴重な存在です。

 沼田先生のレッスンでは、目先のコンクールの賞を獲得するだけものではありません。それだけのためにお呼びするのはもったいないと思っております。プロの演奏家として経験豊富であり、吹奏楽オリジナル作品だけでなく、クラシックやポップスなどの楽曲の正しい演奏法などをわかりやすく伝授してくださいます。

 日頃の基礎トレーニングの見直し、定期演奏会前、コンクール前、アンサンブルコンテスト前など、どんなときでも快く指導していただけるので、これからもお世話になる予定です。

公立高校教師、吹奏楽部顧問

沼田司先生 セミナーレポート


 2015年3月8日、朝方は小雨が降る肌寒い日曜、トロンボーン・アカデミー&フェスティバルに参加してきました。JAT会員でもないメンバーでフェスティバルに出演するという暴挙(?)が当初の目的でしたが、パンフレットを見ると「身体を楽に使って楽に良い音を出そう」などという、平均年齢がアラフォー世代となり「楽」という言葉に魅力を感じるメンバーとしては心惹かれるレクチャーが。スケジュールの都合で、パンフレットに掲載されていた2時間のレクチャー講座は受講できなかったのですが、個人レッスンなら受講可能とのことでしたので、メンバー4名で受講しました。正確には、受講者は1名(佐藤さん:仮名)で、私を含む3名は聴講という形でしたが...。個人レッスンに3名聴講という、変則的なスタイルではあったものの、快く受けていただきました。

 時間になり、いよいよレッスン開始です。 先生がレッスン室に入室されてほどなくして、「皆さん、肩こりありますよね」と。確かに私は肩こりが悩みの一つだけど、何の世間話か?と不思議に思いましたが、先生の発言は私たちの姿勢を見て、肩こりをしやすいことを指摘されたのでした。湾曲している背骨の上に5〜7kgある頭部が乗っており、頭が前に出てしまうとそれを支えるために不自然な体勢になる、とのご説明。レクチャーのタイトルにあった「身体を楽に使って」の話が、ここからスタートしたのでした。

 受講者の佐藤さんが、やや前に出ていた頭部を背骨の上になるよう姿勢を変えただけで、明らかに音色が変わりました。聴講メンバーは驚きです。受講者の姿勢の変化を横から見ながら、目の前で変わった音色。これほどの説得力はありません。自分も楽器を持って受講したかったとも思いましたが、この形態も魅力的。

 他にも、ちょっとストレッチしただけで良い音に...ブレスを深くするだけでさらに良い音に...。目の前でどんどん改善していきます。

 左手で楽器を持つ際にも、身体の特性を使えば楽に構えられることを、ちょっとした体験を含めて(楽器要らずの体験です)教えていただきました。後日、自分でもこれを意識して楽器を構えてみたところ、これまで重いと思っていたバストロンボーンを楽に、安定して構えることができて二度ビックリ。

 身体の特性や、本来どうあるべきかを理解し、自然な姿になるよう意識することで、楽に良い音が出せるということを実感できた1時間でした。楽器がないときでも、正しい姿勢をとり、ストレッチなどで緊張をほぐし、ブレスを深くとるなど、良い音を出すためにできることが多くあることを「体験」することができました。社会人で活動していて、練習時間を割くのが難しいことが悩みの一つでしたが、解決の糸口が見えた気がします。

社会人ビッグバンド、バストロンボーン奏者
2015年日本トロンボーン協会主催アカデミー&フェスティバルにて
トロンボーン協会第96号に掲載